2012年12月19日水曜日

自作CNC 送り機構

スライダはホームセンターで売っている家具用のスライダレールを使います。精度とか滑らかさはダメですけど、値段(2本で500円)の割には悪くはないと思います。



フレームに取り付けるとこんな感じ。


精度とかを求めるならリニアシャフト使うべきとは思いますが高いです。精度求めるならリニアシャフトを買って自作するより既成品のCNC買ったほうが安くて良いと思います。

X軸とY軸の送り軸はM6の全ネジ(285mm)、Z軸の送り軸はM6のネジ(100mm)を使います。


M6のネジはネジが1回転すると1mm進みます。私が持っているステッピングモーターは1パルス=1.8度なので、200パルスで1mm、1パルス=0.005mm進むことになります。
理論上はかなり細かい加工ができることになりますが、そのぶん加工速度は遅いです。

ちなみに、このネジが少しでも曲がっているとあとで色々と苦労します。買うときは曲がっていないネジを選んで買いましょう。転がしてみてスムーズに転がるものを選べばOK。

僕は買うときにホームセンターで20本くらい転がしてみたんですが、歪んでいないのは2~3本しかありませんでした。

ネジと組み合わせて使うのが、M6のフランジナットです。
最終的にはフレームと組み合わせてこんな感じになります。


このフランジナットを止める部品の作り方です。

まずは、ナットを固定する板の適当な位置に10mmの穴をあけます。最終的にはL字金具で位置を調整できますので、穴をあける位置は多少ずれても問題ありません。


3軸分3枚重ねてまとめて穴をあけました。


10mmの穴に、M6のフランジナットを押し込みます。



かなりキツイですが、ハンマーとかでたたく必要はないです。
余っている板をナットの上に重ねて、体重をかけると押し込めます。

こんな感じ。


最後に、ナットと板の隙間に瞬間接着剤を流し込み固定したら完成です。


ナットを板に押し込むときに斜めになっていたりしっかりと押し込めていないと、ネジと組み合わせたときにスムーズに動かないです。まっすぐに奥までしっかりと押し込むことが大切かと。

なお、フランジナットに余裕があるなら、大目に作っておいたほうが良いと思います。
スムーズに動かなかった場合の予備になりますし、使っていくうちにはネジがすり減っちゃうことがあるのでその時の交換部品として。



【本日の費用】
  • スライダレール 428円×3個 = 1284円
  • 全ネジ M6 285mm 25円×2本 = 50円 ※X軸、Y軸
  • ネジ M6 100mm 25円×1本 = 25円 ※Z軸
  • L字金具 タテ穴 48円×3個 = 144円
  • ネジ適量(長さ15mmくらいのM3,M4ネジとナット)
(ここまでの費用 計4813円)



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