ELM327とは、クルマのOBD2コネクターに接続する機械で、対応するAndroidアプリを使うことでクルマの燃費のほかにもエンジン負荷率やクーラント温度などの情報をみることができるようになります。
私が購入したときには800円前後でした。RX-8の場合、1回の満タン給油で9000円程度ですので(ハイオク170円/L、満タン給油で約50L)、上手くこの機械を活用できて燃費が1割改善できれば1回の給油だけで元が取れることになります。
RX-8の場合、OBD2コネクタはハンドルの下にあります。下の写真はELM327をOBD2コネクタに差し込んだ状態の写真です。ELM327はスマートフォンとほぼ同じ大きさなのですが、運転の邪魔にはなりません。
AndroidとELM327の間はBluetoothで接続するため配線は不要ですが、あらかじめスマートフォン側でBluetoothの設定をしておく必要があります。
車種によってはうまくデータが取得できないことがあるようですが、全く問題ありませんでした。Androidアプリは、TorqueのLite版(無料版)を使っています。
で、結局のところ、RX-8の場合はどういう運転が燃費が良いかというと、
- 時速と燃費はあまり関係がない。エンジンの回転数が重要。
- ゆっくりと走っても、燃費がよくなるとは限らない。
- 速度は気にせず、適度な速度で走ればよい。
- 燃費は、アクセルを踏み込んだ量と踏み込んでいる時間で決まる。
- アクセルを踏む量と踏み込む時間を如何に短くするかがポイント。
- 加速が苦手なクルマなので、加速は低いギアで一気に。
- 加速中はアクセルを踏み込んでも良いので、加速の時間を短くすることを意識。
- 加速中はギアをこまめに切り替えるより、低いギアで高回転まで回して一気に加速する感じ。
- 2000rpm前後がもっとも燃費が良い。2000rpm前後の一定回転数で巡航することを意識。
- 30km/hで巡航 → 3速で巡航、40㎞/hで巡航 → 4速で巡航、50km/hで巡航 → 5速で巡航。
- 巡航中はギアをこまめに切り替えて、2000rpmをキープすることを意識。
こんな感じだと思います。
ともかく、アクセルの踏み込み量と踏み込み時間をだけ意識。他は無意味。
当たり前といえば当たり前のことなんですけどね。
瞬間燃費を見ている限り、RX-8の理論上の最高燃費は12km/L程度だと思います。現実的な最高燃費は10km/L程度でしょうね。街乗りの燃費は、信号待ちがどれくらいあるかで大きく変わってくるので、あまり気にしても仕方ないと思います。首都圏で8㎞/Lまでいけたら良いほうじゃないかな。。